はつねの記録

読書記録とか日記とか色々。

梅雨に振り回される/2024年6月読書記録

夢を見るからこそ私たちはこうして存在している。夢を見るために生まれ、生きている、と言ってもいいぐらいだ。もし生きとし生けるものが夢を見なくなったら、いつしか〝夢の海〟は涸れはて、命の循環は途絶え、宇宙はただ、石ころとガスが浮かぶ巨大な暗がりにもどってしまう。

引用元:小田雅久仁「夢魔と少女」/『別冊文藝春秋』電子版56号  p226 

 

6月なのに、この暑さ…!!
暑さと気圧の変化に弱いうえに、冷房にも弱いので、なんとなーく体調が良くない&眠い日々。
本を読んでも目が滑っちゃって先に進まない…

【2024年6月に読んだ作品】

G・K・チェスタトン『ブラウン神父の知恵』

シリーズ2作目。
もちろん面白かった!けれども、『ブラウン神父の童心』収録の「折れた剣」の凄さに2回読むまで気づかなかった過去もあり、このシリーズの凄さの全てを読み取れていないのでは?と疑心暗鬼になってしまう。「折れた剣」に感じた凄さを今でも上手く伝えられないけど…
「泥棒天国」、「通路の人影」、「ジョン・ブルノワの珍犯罪」がお気に入り。
あと、フランボウ好きとしては「銅鑼の神」も良い。神父を肩に担いで走るフランボウ、最高じゃん!?

嵯峨景子『少女小説を知るための100冊』

コバルト文庫・ホワイトハート・ビーンズ文庫の目録を手に入れて読みたい本を探してた学生時代を思い出す。読み返したい本&読みたい本が増えた!
紹介されていた中でも、伊澤みゆきが気になる。だって、「吉屋信子が憧れた闇の百合小説の書き手」らしい。すっっごい気になる!

寺地はるな「リボンちゃん」第二話

『別冊文藝春秋』電子版56号収録。
ものを考えたくないから着る服やランチを曜日で固定していて絶滅動物が好きなえみちゃんのキャラクターが面白くて、好き。
リボンちゃんの考え方に憧れる。こういう人間になりたい…

小田雅久仁 「夢魔と少女」〈後篇〉

『別冊文藝春秋』電子版56号収録。
現実のおぞましさと夢の中に溢れる希望のギャップがすごい。
“夢魔”という存在が無性に愛おしくなる。
ハッピーエンドとは言い難い孤独なラストだったけど、とても美しい。まるでおとぎ話のような物語だった。好き。

染井由乃『傷心公爵令嬢レイラの逃避行』上巻・下巻

『少女小説を知るための100冊』で紹介されてたので、早速読んでみた!
運命の人と結ばれるまで20歳のまま年を取らないルウェインの呪いの設定が面白い。ロマンティックだけど、恐ろしい呪い…
元婚約者と現恋人の二人とも、愛が重い&拗らせてる&執着が凄いのトリプルコンボ…特に元婚約者はガチのヤバさだった…
ちゃんとハッピーエンドになって良かった…

秋吉理香子『サイレンス』

秋吉理香子作品を読むのは今回が初めて。
冒頭から何かが爆発しそうな不穏でイヤな雰囲気が続く。最終的には表面上おだやかに終わっているのが余計に怖い。
題名の「サイレンス(沈黙)」も納得…
イヤミスとはまた違った感じの、悪くはないけど複雑な読後感のある作品。

【2024年6月のまとめ】

2024年6月1日時点で積読は514冊。
6月中の積読追加が2冊、読了が5冊。
結果、6月30日時点で積読511冊。
今月は意識的に本を買わないようにしてみた!しかし、読みたい本は順調に増えるのでシンプルに7月に買うのがずれ込んだだけの気がする…

暑いと本を読む元気が出てこないので、夏は再読と漫画中心にのんびり積読解消していこう!