7月某日。
九州国立博物館にて開催されている特別展「九州の国宝 きゅーはくのたから」へ。お目当ては圧切長谷部。自分でも驚いたけど、実物を目の当たりにしたら泣いてしまった…
推しに会ったら泣いちゃうタイプのオタクなんだ、自分。30年以上生きてるけど、まだまだ知らない自分がいる…という話でブログ記事を一本書けたらいいんだけど、書く自信ないので!ここで吐き出す!
【2025年7月に読んだ作品】
有栖川有栖『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』
作家・有栖川有栖による鉄道と旅とミステリー、そして奥様への愛あふれるエッセイ。
有栖川有栖が鉄道好きだとは知っていたけど、ガチの乗り鉄でビビる。新婚旅行のルートが紹介されているけど、本当にずっっっと電車乗ってる…これを一緒に楽しんでいる奥様、すごい。素敵な夫婦だ。
その他にもおすすめ鉄道ミステリーの紹介や『マレー鉄道の謎』の取材旅行の模様など有栖川有栖ファンは嬉しい内容ばかり。ニヤニヤしながら読んでいたが、「あとがきに代えて」で背筋がめっちゃ伸びる。鉄道旅を通して、有栖川有栖が感じる日本の問題点。この「あとがきに代えて」が書かれたのは2008年。17年経っても事態は好転していない。とりあえず、僕でも出来ることとして、選挙に行った!
白梅ナズナ/まきぶろ『悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』6巻(最終巻)
待ちに待ったけど、終わっちゃうのは正直寂しい最終巻!まず、表紙のインパクト!どっちが悪役令嬢か分からないね!?
レミリアがエミの為に準備した大団円に号泣。幸せになってほしい人々がみんな幸せになった素晴らしい物語の終わり。とはいえ、クリムト君とスフィアさん、エルハーシャ殿下達のその後はめっちゃ知りたい!後生だから外伝が欲しい!
とりあえず、原作小説は読もうかな。
齋藤孝『20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ』
とうの昔に20歳は過ぎてるけど、「知的生産」とか「知性」に対して異常な憧れがあるので、鼻息荒く読みはじめる。幼少期から「賢くなりたい」と思って生きてきたけど、この思いは「より良く生きたい」ということなんだと、「はじめに」を読んで気付かされた。目から鱗。
こういう本を読む度に、インプットばかりになっていてアウトプットが足りてないよな〜と反省することしきり。どうしてそう思ったのか、感情に対する根拠を具体的に言語化出来るようになりたいのに、なかなか上手く出来ない。
あと、読まなきゃと思いつつもタイミングを逃しまくって読んでない『カラマーゾフの兄弟』をいよいよ読むべきか…
降田天『すみれ屋敷の罪人』
美しき三姉妹が暮らしていた戦前の名家の屋敷から発見された白骨死体。その白骨死体は誰なのか。調査のために、屋敷に勤めていた使用人たちを訪ねる。
「信頼できない語り手」の出現率が高いので、過去の秘密を解き明かすために当時の関係者へ話を聞きに行くという形式が大好き!「なぜ嘘をつくのか」という小さい謎が降り積もるので「信頼できない語り手」は楽しい〜!
しかし、タイトルとあらすじで勝手にイヤミスと決めつけていたので、びっくりした。イヤミスとは真逆だったので、誠に申し訳ない…
そして、解説によると「降田天は、鮎川颯と萩野瑛の二人による合作ペンネーム」らしい。しかも、デビュー作はルルル文庫。もともと気になる作家ではあったけど、より気になってきた。もっと読んでみよう!
クラナガ『恐竜はじめました』3巻
小さな恐竜と白亜町の人々の優しい物語。
今回も五臓六腑に染み渡る優しさと可愛さ。しかし、毎回哀しいシリアスパートがあり、このシリアスパートで号泣。クモ!?ねぇ、クモ!?そうだったの!?慌てて、2巻を読み返すと伏線あった!はぇぇぇ…
あと、犬山家が最高。自分も同じ名字なのに夫を名字で呼ぶ妻が大好きなのだ。
谷瑞恵『伯爵と妖精 涙の秘密をおしえて』
シリーズ第7作目。再読。
エドガーとリディアの両片想いも良いけど、レイヴンがちょっとずつ「普通」に近づいているのが良き。ここから先は徐々に「おもしれー男」になっていくので…
鳳香『鉄錆と1000カラット 』2巻
お!粘着質そうなヤベー男出てきた!やはり少女漫画には三角関係が必須だよね〜!!(個人の意見です)
アレクレアとユニが可愛いのはもちろんだけど、鋭とアデルも可愛すぎだ。好き。
しかし、登場人物が可愛いだけに、世界観の不穏な感じが気になるのだ…
アゴタ・クリストフ/堀茂樹(訳)『悪童日記』
過酷な戦時下で生き延びる為に「悪童」として成長していく双子の記録。三部作の第一作目。
双子や周りの大人達のインモラルな物語かと思いきや、それぞれに独自の倫理観がきちんとあることが読み取れる。そこが生々しいというか、リアルな人間だよな〜という感じがして好き。
読み終わる頃には、ダークヒーローみたいな双子に慣れてきているので父親の結末に関しては驚かないけど、ラストの2行にはひっくり返った。え、全然予兆なかったよね!?なんで!?
アゴタ・クリストフ/堀茂樹(訳)『ふたりの証拠』
『悪童日記』の続きであり、三部作の第二作目。双子の片割れであるリュカがメイン。
登場人物は気になる存在ばかりだし面白くはあるけど、前作ほどのパンチはない。続編はリュカのビルドゥングスロマンなのかな〜?と油断していたら。また!ラストが!クラウス帰ってきたの!?しかし、「調書」はどういうこと!?我々読者が今まで読んでいたものはなんなの!?
大混乱しながら、すぐさま『第三の嘘』へ。三部作をまとめて買っておいてよかった…
アゴタ・クリストフ/堀茂樹(訳)『第三の嘘』
『悪童日記』・『ふたりの証拠』から続く三部作の第三作目。
小説なのでそもそも全部「虚構」だと言われてしまったらそれまでだけど、我々読者が前提として信じていたものを淡々とひっくり返してくる。『悪童日記』・『ふたりの証拠』は作中作であり、これが双子の「真実」なのか…?しかし、この作品のタイトルは「第三の嘘」。訳分からなくなってきた…とにかく、この三部作はすごい。
【2025年7月のまとめ】
2025年7月1日時点で積読は619冊。
7月中の積読追加が29冊、読了・再読が10冊。
結果、7月31日時点で積読639冊。
『悪童日記』三部作の存在は20年前から知っており、ようやく読んだ。結果、ひっくり返ったり混乱したりと大変忙しいけど充実した読書体験に。やはりちょっとでも気になった本は積極的におさえておかなければ!こうして、増える積読!